FXとは
FXとは「Foreign Exchange」の略で、外国為替を意味します。外貨をネット上で売り買いすることで、その差額が利益となる投資になります。
FXは少額からでも大きな利益を狙えることが大きな特長です。初めての投資は、誰もが怖いものです。まずは仕組みを知ることから始めましょう。
FXの仕組み
FXは外国為替の売り買いをして、その差額が利益となります。わかりやすく円とドルを取引する場合について説明します。
それでは円とドルを交換するとき、1ドルは何円になるのでしょう？このときのドルの価値を「為替レート」と言います。
「１ドルが100円」の場合は、「1ドルの価値は100円と同じ」という意味になり、この為替レートは日々変化します。仮にアメリカで円をドルに両替したときの為替レートが「1ドル＝100円」だったとします。その後アメリカから帰国して余ったドルを円に両替したとき、為替レートが「1ドル＝105円」に変化したとすると、100円で買ったはずのドルを5円高い105円で売ることができ、1ドルあたり5円の利益が出たことになります。
つまりドルの為替レートが値上がりしたことで利益を得られたことになります。反対にドルが値下がりした場合は損失になります。
FX投資家は、日々変化する為替レートをみながら、安いときに買って高くなったら売る、という取引をして利益を得ているのです。
FXの特徴・魅力
24時間取引可能
FXでは、24時間いつでも取引ができます。通貨を取引する市場は日本、イギリス、アメリカなど世界中にあります。
よって、仕事で忙しい人でも帰宅してからの時間を活用して取り組めるのです。
少額で大きな取引ができる
少額の資金でも取引でき、この資金効率のよさがFXの大きな特徴となっています。慣れるまでの間は、損をしないためにも少額から始めましょう。
FXにはレバレッジという仕組みがあり、口座に預けた資金の最大25倍（個人の場合）もの取引が可能です。つまり10万円でも250万円の資金を動かせるのです。
このレバレッジにより、FXは少額でも多額の利益を得られる可能性を秘めています。ただし、それだけの利益を得られる裏には、損も大きいことを理解しておきましょう。
金利差で利益が得られる
FXは短期間で為替差益を狙う手法が主流ですが、長期間の運用でもメリットがあります。
FXには金利差(スワップポイント)という仕組みがあり、トルコリラなどの高金利通貨を買うとほぼ毎日利益が期待できます。
多忙であまり為替市場をチェックできない方にとっても、スワップポイントは心強い味方となります。
ただし、低金利通貨を買った場合や、高金利通貨を買ったあとで金利が低くなってしまうと、反対にスワップポイントが支払いに転じてしまうことがあります。
FX口座開設から取引までの流れ
1.FX証券会社を選択する
まずは、FX証券会社を選択しましょう。各社色々なキャンペーンを実施していますので自分にとってお得な会社を選択し、特に初心者の方は少額から取引できる会社を選択しましょう。
2.口座を開設する
インターネットを利用して口座を開設します。口座開設のページで必要事項を入力し、本人確認書類（マイナンバーカード情報等)を提出してください。審査に通過すれば口座が開設されます。
3.資金を入金する
口座が開設されてログインできたら資金を入金します。銀行振り込みが基本です。
4.取引を開始する
入金したら取引を開始しましょう。初心者の方はまず1Lot（1,000通貨）から始めましょう。自分の取引ルールを守り、必要な知識、経験を積んで安定かつ継続した利益を目指しましょう。
FXのリスク
ハイリスクハイリターンの可能性
FXはハイリスクハイリターンだと言われる理由は「レバレッジ」にあります。レバレッジとは預けた保証金の最大25倍（個人の場合）もの取引ができるFXの制度です。レバレッジを高くするとリターンも大きくなる反面、リスクも大きくなってしまいます。
初心者の方は、慣れるまでの間は、損をしないためにも少額から始めましょう。
スワップポイントのマイナス
スワップポイントは、通貨ペアの金利差により利益を長期的に得られる可能性を秘めていますが、高金利通貨を売って低金利通貨を買うケースではマイナスになります。
スワップポイントには、投資家側が支払うリスクがあることも念頭に置いておきましょう。
損失拡大を防止するロスカット
ロスカットとは、一定水準以上の損失が発生した場合にさらなる損失の拡大を防ぐことで投資家の保護を目的とした制度です。ロスカットが設けられていないと、預けた保証金を全額失うばかりか、追加で資金を払わなければならないことがあるからです。
ロスカットによる決済で損失は確定するものの、原則として最低限の資金は残されます。ただし、相場があまりにも急激な変動をした場合は、預けた保証金以上の損失が発生する可能性もあります。
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