「IPO株投資は当たらない」はウソ、やれば儲かります!
「IPO投資はなかなか当選しない!」という言葉をよく耳にしますが、これは工夫がちょっと足りないだけ、やればやるほど当選しますし、確実に儲かります!
私は令和3年の4月から投資を始めたばかりの投資初心者です。時を同じくして同僚からIPO株投資を教えてもらい何気に始めてみたのですが、これまで1年半の間に18回当選し、65万円の利益が出ました!
IPO株投資は、多数の証券会社で口座開設する手続きに手間がかかり、IPO株の権利の申し込みや抽選結果の確認、購入申込みや投資資金(投資余力)の管理等が大変で、面倒くさがりの方にはお勧めできませんが、逆にコツコツ几帳面な方には向いているすごく美味しい投資方法なんです。
また、IPO株投資は投資リスクが少なく、そして勝ちやすい投資方法でもあります。なぜそう言えるのかは後程詳しく説明します。
長期積立は変化が少なく退屈だなー、短期投資で稼いでみたいなーと思っている投資初心者の方、夜のすき間時間を使って何か新しいことにチャレンジしてみたい方にはぴったりな投資方法だと思うので、是非私と一緒に頑張ってみませんか?
IPOとは?
IPOとは、Initial Public Offeringの略で、日本語では「新規公開株」や「新規上場株式」といいます。証券取引所に上場していない企業が、新株の発行を行って株式を上場することで、私達投資家が株を売買することができます。
IPO株投資とは?
IPO株投資とは、株式を上場するときの“株を買う権利”を私達投資家が抽選で手に入れて、上場前の株価(公開価格)で購入し、上場日のはじめに付く株価(初値)で株を売り利益を得る投資法のことをいいます。簡単に言えば、「上場する前に株を抽選で手に入れて、上場日に売る」という単純な作業です。
IPO株投資のメリット
- 投資初心者でも利益が出やすい!
- 短期間で結果が出る
- 少ない資金で投資できる
- 申込みや抽選による損失がない
投資初心者でも利益が出やすい!
新規公開株は、投資家からの注目や期待を多く集め、上場日に買い注文が増える傾向にあるため、初値が公開価格を上回ることが多く、IPO株を公開価格で購入し、初値で売却することで、売買の差額による値上がり益が期待できることから、IPO株投資は、投資初心者にとても人気のある投資方法です!
上場日 | 会社名 | 公募価格 | 初値 | 初値売り損益 |
---|---|---|---|---|
2021.2 | WACUL | 10万円 | 46万円 | +36万円 |
2021.2 | アピリッツ | 12万円 | 56万円 | +44万円 |
2021.4 | サイバートラスト | 16万円 | 69万円 | +53万円 |
2021.6 | アイパートナーズ | 32万円 | 100万円 | +68万円 |
2021.12 | エフコード | 20万円 | 60万円 | +40万円 |
2021年は、126社が新規に上場をしましたが、公開価格と初値の関係を見ると、何と104勝20敗2分と大きく勝ち越し、上記の表のとおり1単元(100株のこと)で30万円以上の大きな値上がり益を得ることがあるのです。勝率は何と驚異の約84%です!
仮に全ての銘柄で当選し、公開価格で1単元の株を購入し、そして初値で売ったとすると、初値売り損益は、約1,300万円にもなるんです。現実的には全てに当選することなんて無理ですが、IPO株投資が儲かる可能性の高い投資方法であることがわかっていただけたかと思います。まさにリスクが低くリターンが大きい!とても魅力的な投資方法なのです。
短期間で結果が出る
IPO株投資は、公開価格での購入申し込みから抽選、公開価格での購入、初値での売却まで約2~3週間程で結果が出ます。相場の上がり下がりの変動を気にして買い時期や売り時期を判断する必要がなく短い期間で結果が出ます。
少ない資金で投資できる
IPO株投資は小額から始められます。証券会社が定める公開価格の金額は、1株当たり500~3,000円程度です。購入単位は※1単元(100株)ですから、5~30万円位の資金があればIPO投資を始めることができるので初心者にも始めやすい投資方法です。
※SBIネオモバ証券やLine証券等は1株からIPO投資ができる場合があり、数百円で始められます。
申込みや抽選による損失がない
IPO株投資の申し込みに手数料はかかりません。抽選で落選しても申し込みの際に証券会社に預けた資金は全額返金されますのでとても安心です。
IPO投資のデメリット
抽選倍率が高く当選しにくい
IPO株は購入希望者が多いため抽選倍率が高く当選しにくいです。各証券会社は抽選倍率を公表していませんので、当選確率が何パーセントなのかわかりませんが、かなりの低確率です。
1つの証券会社だけでIPO株投資を行っていても1年で1回当たるかどうかの低確率ですから、当選確率を上げる方法を駆使しながら何とか当選を勝ち取らなければなりません。私が実際に行っている当選確率を上げるコツについては後程説明します。
公開価格より初値が下がることがある
前述しましたが、2021年の勝率は104勝20敗2分、20回は公開価格が初値を下回っています。どの銘柄が値下がりするのかを見極めるのはかなり難しいですが、値上がりしそうな銘柄については判断しやすいので、値上がりしそうな銘柄に絞って申し込むと勝率は更に高くなります。後程どのような銘柄が値上がりしそうなのかについても説明します。
IPO株投資の流れ
次にIPO株投資の手続きの流れについてですが、最初は流れのイメージを持っていただければ結構です。次の項目「IPO株投資の実践方法(当選のコツ教えます)」で説明します。
- 上場承認・・証券取引所が株式の上場を承認
- 仮条件の決定・・主幹事証券会社と上場する企業が協議を行って株式の発行価格帯を決定(○○円~△△円)
- ブックビルディング申込み・・公開価格を決めるために、仮条件を投資家に提示し、投資家の投資の需要を把握すること、つまり投資家がいくらの価格で何株購入するかの申し込みを受けること
- 抽選・・抽選のルールや抽選結果の提示方法は各証券会社で異なるのでサイトで確認
- 購入申込み・・証券会社に資金を入金し購入申込み ※1 抽選前に購入申込みが必要な証券会社もある
- 上場 初値売却・・上場日に公開価格で購入した株式を初値(最初に売買が成立した値段)で売却
IPO株投資の実践方法(当選のコツ教えます)
IPO投資はなかなか当たりにくいと説明しましたが、私は1年半の間に18回当選しています。私のIPO株投資の実践方法を紹介しながら当選をつかみ取るコツについても説明します。
1 複数の証券会社で口座を開設する
前述しているとおり、IPO株の当選確率は非常に低いです。主幹事証券会社(中心となって上場の支援業務を行う証券会社)と引受証券会社(上場の支援業務を行う証券会社)はそれぞれ引き受ける株数(引受株数)が決まっています。各証券会社は営利企業ですから、日頃から窓口で手数料をたくさん払い大口投資をしてくれる貢献度の高い投資家を優遇しIPO株購入の機会を与えることは当然の営業手法です。その残りの株数を小口投資家が勝ち取るためには当然工夫が必要となります。
そこで、私がやっている対策の一つが、IPO株の引受証券会社の口座を複数開設し、各証券会社に対し購入申し込みを行うことです。名付けて「数打ちゃ当たる作戦」です。
私は、現在20社の証券会社に口座を開設しています。今後も資金に応じ口座を開設する予定です。証券会社の数が増えるほど各証券会社のスケジュールの把握や手続きが大変になりますが、その分当選確率は上がりますので少しずつ口座数を増やしていきましょう。
また、家族の口座を開設することが出来れば、更に抽選回数を増やすことが出来ます。名付けて「家族共同作戦」です。
今後は、「投資初心者が口座開設すべき証券会社10選」、「当選倍率を上げるためのIPO株投資対策」、「お勧め証券会社の口座開設方法」等の記事を順次書きたいと思いますのでお楽しみに!
2 IPO銘柄のスケジュールをチェックする
まずは、IPO株の動向をチェックしましょう。IPO専用サイトの「TOKYOIPO」や「IPOジャパン」がチェックしやすいです。私は「TOKYOIPO」を利用して、IPO株の今後のスケジュールや企業情報等を毎日チェックしています。
私がIPO専用サイトでチェックするポイントは次のとおりです。
- 公開株数
- 仮条件の決定日
- ブックビルディング期間(BB期間)
- 主幹事証券会社
- 引受証券会社
- 事業内容
3 銘柄のスケジュールを管理する
上場が証券取引所から承認されると、上記IPO専用サイトで今後のスケジュールが把握できます。新規上場は毎月何件もありますし、申し込む証券会社も多数ありますので、私は「Googleスプレッドシート」を使って管理しています。スケジュールを管理することによってブックビルディング期間での申し込み忘れや入金漏れがなくなり非常にお勧めです。
4 目論見書を確認する
目論見書というのは、投資の判断に必要な重要事項を説明するために上場する企業が作成した説明書類のことで、IPO銘柄の投資を申し込む際には、この目論見書を必ず確認しなければなりません。投資先の会社がどのような会社なのか、実績はどうなのか等目論見書をしっかりと読み込んでから申し込みを行うのが基本です。
しかし、私自身は目論見書は見ていません。なぜなら必要な情報は、上記IPO専門サイトで入手できますし、読んでも当選しなければ時間の無駄だからです。IPO株投資はかんたんに言えば、「上場する前に株を手に入れて、上場日に売る」という作業ですから会社の事を詳しく知る必要がありません。ただ、目論見書を読み込むことで初値が下落するIPO株を見つけることができるかも知れませんので、目論見書を読むことは無駄ではありません。あくまで私の個人的な意見です。
5 ブックビルディング(BB、需要申告)に申し込む
IPO専用サイトを確認したら、各引受証券会社の取引サイトでブックビルディングに申告し(申し込み)ます。ブックビルディング方式とは、主幹事証券会社と上場する企業が協議して株式の値段の仮条件(○○円~△△円)を決めて投資家に提示し、投資家は「△△円で▢▢株買いたい!」と意思表示(申し込み)を行い、その結果を受けて企業側が公開価格を決定するという流れです。
この投資家による申込みですが、申し込み価格が公開価格より安い場合は、抽選対象外となりますので注意が必要です。私は抽選対象外にならないように成行価格(ストライクプライス、つまり成行にお任せしますという価格)又は最高価格で申し込んでいます。申込株数は資金に応じて判断して下さい。
ブックビルディング期間内に申し込まないと抽選も購入もできないので必ずスケジュールを管理して忘れずに申し込みましょう。
6 購入申込金の入金を行う
IPO株投資を行う上で複数の証券口座を開設した方が抽選に当たりやすいと説明しましたが、闇雲に口座を開設するのではなく、各証券会社のIPOのルールを確認し、自分の資金力で抽選回数を最大にするためにはどの証券会社の口座を開設したらいいのかをよく考えてから開設しましょう。
各証券会社のIPOルールの1番の違いは、購入申込金の入金が必要な時期です。証券会社のほとんどが次の4つのパターンに分かれていますので、その違いを順番に見ていきましょう。
① ブックビルディング申込み時に入金するパターン
図①ブックビルディングに申し込む際に入金が必要なパターンで、最も早い段階で資金が拘束されます。
資金力がない場合は、早い段階で資金が拘束されてしまうので、他の証券会社を申し込む余裕がなくなりがちです。しかし、このパターンの証券会社は主幹事証券会社になることが多く、引受株数も多いので資金の都合がつけば是非申し込みたい証券会社です。
② 抽選までに入金するパターン
図②申し込み後の抽選時までに入金が必要なパターンです。ブックビルディングの申し込みの際には資金は必要ありませんが、抽選時に資金が拘束されるため、図①同様、資金力に応じ1社以上を目標にして申し込みを行いましょう。
③ 当選時に入金するパターン
図③抽選で当選した場合だけ入金するパターンです。抽選時に入金しておく必要がないので複数の証券会社に申し込めます。このパターンの証券会社には確実に申し込みを行いましょう。
④ 後期抽選時に入金するパターン
図④この証券会社は図①〜③の証券会社と違い抽選日が遅めに設定されています。(後期抽選といいます)購入締切時を抽選日として同日に入金が必要なパターンです。図①~③の抽選結果の後に後期抽選が行われるため、資金力に応じ1社以上を目標にして申し込みを行いましょう。
7 複数の証券会社への申し込み要領
実際に私が行っている複数の証券会社への申し込み方法は、1銘柄に対し、前期抽選で資金拘束を受ける証券会社に申し込み1回目の抽選、当選するまで資金拘束を受けない証券会社に申し込み2回目の抽選、そして1回目落選後の資金拘束解除を待ってされるので、後期抽選で資金拘束を受ける証券会社で3回目の抽選に参加します。これで少なくても1つの銘柄に3回抽選の機会ができることになります。
証券会社の口座を増やし、資金力を上げて更に抽選回数を増やしていきましょう。
8 IPO株は初値で売却する
当選して見事にIPO株が購入出来たら、今度は上場日に初値で売却します。これを「初値売り」といい、IPOの投資法としては最もポピュラーな方法です。 初値売りするには、上場日の株式市場が開催される午前9時までに「成行注文」で売り注文を入れておきます。
自分で株価の状況を見ながら売り注文するのは可能ですが、IPO株は上場後に売買の注文が殺到し株価は乱高下しやすいので注意が必要です。そのため、上場後の株価を気にしない「初値売り」がおすすめです。
まとめ
今回は、IPOの基本的な知識や私自身の実践方法について説明しました。何回も説明してきましたが、IPO株投資は、リスクが低くリターンが大きい!とても魅力的で投資初心者にお勧めの投資方法です。当記事を読んでIPO株投資に興味を持っていただけたら幸いです。
今回、IPO株に当選するためのコツとしては、
- 複数の証券口座を開設する
- IPOスケジュールを管理する
- 可能な限り抽選回数を増やす
について説明しました。
今後は、「投資初心者によるIPO株投資にお勧めの証券口座10選」、「各証券口座の特徴や口座開設方法」等の記事を登載していきたいと思っています。
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